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2008年4月30日 (水)

利下げ

FOMC(米連邦公開市場委員会)で、度々行われている”利下げ”。で、利下げって、どういう事?利下げをすると、どうなるの?みたいな疑問が沸いたので、調べてみました。

■ 利下げ

利下げとは金利を引き下げること。

各国の中央銀行は、自国の景気の安定的な成長を求め、さまざまな方法でそれを継続しようと動く。その中の1つに、各国の中央銀行が主導となって行なう金利政策というものがあり、これは市場に流通するお金の量をコントロールすることで、物価の上昇によるインフレや、逆に物価の下落によるデフレといった状態をコントロールしようという目的で行なわれる。

利下げが株式市場に与える影響は、一概に断定することはできない。ただ一般的には、利下げは市場に流通する資金を増やすことが目的だから、株式市場にとっては「株式投資を行なうための資金も増加する」という連想が働き、好材料として考えられやすいといえる。

ただし一概に言えないというのは利下げとは「市場に出回るお金の量を増加させる=市場に出回るお金の量を増加させ、経済活動を刺激させなければ、景気が悪くなってしまう状況」という判断の元で行なわれること。つまり、景気が悪い状態、もしくはそこに近い状態でなければ行なわれない政策といえる。

したがって利下げが行なわれるタイミングというのは、その国の中央銀行が「景気は悪い、悪くなりそうだ」と判断している状態といえ、企業業績も悪い状態であると考えられる。

利下げが影響を与える業種はというと、「金利の引き下げによる利息収入の低下」が見込まれる、銀行などの金融業ということになりる。

ただ重要なのは利下げが行なわれる環境は、そもそもの景気自体が悪くなっている可能性があるから、「なぜ景気が悪くなっているのか」の根本的な要因の方がより重要だといえる。

景気悪化の原因が、例えば世界的に景気が悪くなっている、ということであれば、銀行といった1業種だけではなく、全体的に業績は悪くなる可能性が高いといえる。

特に、海外からの需要が売上高の大きな部分を占めているような企業であれば、業績悪化の度合いはさらに大きいといえる。

なるほど、なるほどー、サブプライムが要因かな。

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